受験英語も役に立つ!

日本人が英語ができるようにならないのは、受験英語のせいだということがよく言われますが、果たして本当にそうでしょうか?

話す・聞くという訓練を受けていないことは事実かもしれませんが、少なくとも英語表現や英単語を覚えるという点ではとても役に立つと思います。中学・高校の6年間で覚える英単語や英語表現の数はだいたい2000くらいになると思います。結構な数ですね。

書店で売られている受験用のイディオムや英単語をパラパラと久しぶりにめくってみましたが、その中には、英字新聞を読むときに絶対出てくる表現や、CNNなどのニュース番組に出てくる表現、さらにはビジネスに使われるような表現がたくさん載っていました。

そして、別の棚においてあるニュースを読むための英語表現集や英単語集といったもの、またTOEICの対策といった名目で売られているものに関しても、受験用の英単語や英語表現と重複するものがかなり多く載っています。

そういう意味で受験英語といえども、十分に実用的な表現というのがかなりの数あると思います。おそらく、ときどきもう使われないような表現や英単語が試験に出た、といったことがニュースなどで大きく取り上げられているので、「受験英語は使えない」ということにつながっているのではないでしょうか。

昔受験のときに買った単語集やイディオム集をもう一度眺めて思い出してみるのも、とてもいい英語の学習になると思います。ただ、受験のときとは違って、今度は正確な発音の仕方やイントネーションを意識しながら覚えていくと、聞く・話すという本当の英会話力につながっていくのだと思います。



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