ネイティブが知っている英単語の数はどれくらい?


英語が使えるようになろうと思ったら、英単語(ボキャブラリー)の数が多いに越したことはありません。ボキャブラリーを増やすのはなかなか大変ですが、どれくらいの数が必要かがわかれば、勉強の目標を立てるのにも役立ちそうです。


では、ネイティブはいったいどれくらいの数のボキャブラリーを知っているのでしょうか?


まずは考えてみてくださいね。


正解は、30歳の成人でおよそ「27000」語です。


多く感じましたでしょうか?それとも意外と(?)少ないなと思われたでしょうか?ちなみに、ほとんどのネイティブスピーカーの語彙数はだいたい20,000〜35,000の間に入っているようです。


以下のページに、ネイティブスピーカーの語彙数を年齢とともにグラフにしたものが掲載されています。
http://testyourvocab.com/blog/2011-07-25-New-results-for-native-speakers.php#mainchartNative


このサイトはどのくらいのボキャブラリーを知っているかをテストするサイトで、これまで20万人近い人が実際にテストされているようです。先のグラフはその統計的なデータをまとめたものになります。


このグラフを見ると、16歳くらいまでは語彙数の増加が顕著で、その後は穏やかに増加していくことがわかります。


ちなみに日本人の場合ですと、NTTコミュニケーション科学基礎研究所の語彙数テストによると

小学生レベル: 5千〜2万語
中学生レベル: 2万〜4万語
高校生レベル: 4万〜4万5千語
大学生レベル: 4万5千〜5万語


となっているようで、多くの日本人の成人は大体50000語近くの日本語のボキャブラリーを持っていることになります。英語よりも2倍近く多いですね。英語は意外と使っている言葉が少なそうです。
英語のボキャブラリーを増やすことは、そんなにたいしたことはない??(笑)と思えればしめたものですね。


つまり、ネイティブスピーカーと話したり、英語圏で不自由なく生活しようと思ったら最終的に20000語、できれば25000語くらいを覚えるのを最終目標にしたらいいのではと思います。


また、上記のサイトによると非英語圏の人の英語のボキャブラリー数の平均は2,500〜9,000だということです。これは世界各国の人のデータが合わさった結果となっていますので、日本人が平均どれくらいの英語の語彙を持っているかということはわかりません。


このデータが日本人にもあてはまるのであれば、あと15000語くらいをがんばって覚えてみれば良いことになりそうです。


目標となる数値がわかれば、勉強もがんばれそう(?)です。


英語の語彙数テスト:http://testyourvocab.com/
日本語の語彙数テスト:http://www.kecl.ntt.co.jp/icl/lirg/resources/goitokusei/goi-test.html



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