選択の余地がないを英語で言うと?


いくつか選択肢があるにもかかわらず、結局は1つしか選べないことが時々あります。
たとえば、自販機でコーヒーを買おうとしたらほとんど売り切れで1つしか選べなかったとか、仕事がなくて困っているときに限ってやりたくない仕事が入り、それをやるしかなくなるとかといった状況があります。
こういう「選択の余地がない」のを英語では、

There is no choice.
There's no alternative.

と表現できます。また、他には

It’s Hobson’s Choice.

というのもあります。直訳すると「ホブソンの選択」という意味で、選り好みができないときに使う表現です。これには由来があります。17世紀にトーマス・ホブソンという馬を貸す商売をしていた男がいたのですが、彼は常に入り口に一番近い馬しか貸し出しませんでした。しかもその方針は絶対に変えることがなくて、客がどんなに重要人物であろうがお金持ちであろうが関係なく、常に入り口に一番近い馬しか貸さなかったというのです。それを客が断ると、ホブソンが他の馬を貸したかというとそうではなく、客は馬を貸してもらえなかったのだそうです。これが由来となって、選り好みのできないときにこの「Hobson's Choice」という表現を使うようになったということです。



英語で日常生活を送れますか?  
ここで紹介した「選択の余地がない」」など、英語で日常生活を送るために欠かせない英語表現を集めた英語表現集「アドリブって英語で言える?英会話力が200倍アップする英語表現」を無料で配布しています。詳細はこちら
日常生活に役立つ英語表現ネイティブがよく使う英語表現などを集めて英語表現集にしました。