ネイティブ独特の表現が通じない場合

英会話を習っていると英語独特の表現がたくさんありますよね。
特別な例かもしれませんが、一例をあげると、
Where is the loo?(トイレはどこ?)
などの表現があります。


このような表現を知っておくことは英会話をする上でも大事だと思います。しかし、上記の英語は、非英語圏の人たちと英語で会話をする場合には通じない可能性が非常に高いです。なぜなら、looという単語は話し言葉であり、一般的な単語ではないからです。非英語圏の人と会話する場合には、toiletと言う単語を使った方が確実だと思います。


私も同様の経験をしたことがあります。
仕事で何回か展示会に出展したことがあるのですが、様々な外国人がブースにやってきてあれやこれやと質問をしてきます。ネイティブだけではなく非英語圏の人もたくさん来られ、同じように英語で対応するのですが、ネイティブには通じても非英語圏の人には通じないということがたくさんありました。


たとえば、アジア系の方がやって来て製品に対して英語で質問されたことがありました。それに対していわゆるToo〜to構文を思わず使ってしまったのですが通じませんでした。無難にIt is very 〜. So you can't ・・・。というような簡単な言い方で伝えればよかったと思いました。


このようなことがしばしばあり、どうすれば一番いいのかを考えてみました。
たどり着いた結論としては、

1.スラングやネイティブ英語独特の表現などは避ける
2.なるべく簡単な表現を用いる



ということが大事かなと思っています。
上の方でも書いたように、非英語圏の人には通じない可能性が高いスラングや言い回しは避けるようにします。できれば1つの表現を複数の言い方で言えるようになっているのがベストだと思います。
たとえば、

Keep me company for a while.(ちょっと付き合ってくれる?)

というのは、恐らく非英語圏の人には通じないかもしれません。
これを

Come with me for a while.(ちょっとの間僕と一緒に来てくれる?)

というようにすると、非英語圏の人にも十分伝わると思います。

スラングや英語独特の表現が使えるとなんとなくかっこいい感じがするのですが、非英語圏の人など世界中の人々と幅広くコミュニケーションする上では妨げになることもありますので、いろいろな言い方ができるように準備しておくと良いと思います。いくつも言い方を知っていることは英語力アップにもつながると思います。


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