復習するか量をこなすか?

英語を学習するにあたって復習は大事です。一回見ただけで英単語や英語表現を覚ることはなかなか難しいですね。何かとても印象に残るようなことがあったり、関連性のあることと同時に覚えない限り、復習なしでは記憶に定着することはないように思えます。つまり、記憶に定着させるために復習が大事になります。


では、復習をすることなく記憶することは無理でしょうか。
確かに復習は大事なのですが、実はうまくやると復習をすることなく記憶に定着させる方法があります。


それは、情報を大量にインプットするという方法です。


この方法は、リーディングの分野において英単語や英語表現を覚えるのに効果を発揮すると思っています。


具体的には、恋愛小説やコンピューター犯罪など、ある特定の分野の本などを読んでいるとします。これらの特化されたジャンルの中では、その分野に関する英単語や英語表現がたくさん出てきます。特に大事なものについては、何回も繰り返して出てきます。1つの本に何回も出てくることもあれば、別の本にも登場することがあります。インターネット上であれば、似たような記事をたくさん読むと、複数の記事で似たような単語や表現が出てくるという具合になります。


1回目に出てきたときには覚えられなくても、2回目、3回目と出てくるうちに自然と覚えられるようになるから不思議です。恐らく、繰り返しの効果でしょうね。


復習というのは、同じものについて何度も反復学習を行うということですよね。つまり、何度も繰り返すことによって脳の記憶に定着させるということを行っていると考えても良いと思います。


この作業を行い、1つのジャンルについて大量の情報を入れることで、大事なものだけ、繰り返し出てくるものだけを自然に覚えることができるようになります。ただ、それ以外のあまり頻出しないような単語や表現については、覚えにくいという欠点があります。そのようなものも覚えたい場合は、やはり意識的に復習をする必要があります。
一方で、復習しなければいけないというような義務感のような気持ちを感じることなく、いろいろなものを楽しみながら情報に触れつつ覚えられるということで、学習を継続できるというメリットがあります。


私はこの大量の情報をインプットするというやり方を使うことがよくあります。
実は私は復習があまり得意ではないのです。どちらかというと似たような問題をたくさん解いたり、接したりしているうちにだんだんと覚えていく、というやり方の方があっているのではないかと思うことがあります。


最近は英語以外でもよく使っていて、関連する分野の本を大量に読んで、大事な言葉や話の流れ、エッセンスや解釈などに何度も触れることによって、記憶に定着させようとしています。大事なことは何度も出てくるので、接触回数を増やすという方法をとっています。そして最後にある程度覚えたかなと思ったら、1度丁寧に復習して覚えられなかったところや積極的に覚えたいことを意識的に学習するということをしています。このようにすれば、復習という作業に、比較的楽な気持ちで取り組むことができるようになりました。
復習することがどうしても苦手と言う方は、一度参考にしてもらえれば幸いです。



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