英語をがんばって海外旅行の幅を広げよう

英語を学習することにどのようなメリットがあるか、ということについて考えてみたいと思います。英会話ができればビジネスでも有利だとか、字幕ナシでも映画が見れるとかいろいろありますが、いろんな人にとって楽しいと思われるのは、やはり海外旅行の幅が広がる、ということかなと個人的には思っています。現地の人と仲良くなるということも味わえますし、現地ならではのグルメを楽しめたりします。その中でも、英語の学習を続けていると、海外旅行の行き先や行動の自由が格段に増えると思っています。そのことについて、実際に私が体験したことをもとにご紹介したいと思います。



先日、私はドイツに10日間ほど行ってきました。ドイツは英語は使えないのではないかというご指摘があるかもしれませんが、意外と英語が通じました。ひょっとすると田舎の方に行くとダメかもしれません。しかし、私が回った町では、ホテルのフロントでも英語をしゃべってくれましたし、駅でも大丈夫なところが多かったです。


回った町は、フランクフルト、ケルン、トリアー、マインツ、リューデスハイムです。ケルンでは大聖堂、トリアーではローマ時代の遺跡、リューデスハイムではライン川沿いの文化的景観など、世界遺産を3つも見ることができました。見所たっぷりなところなので、日本人がごった返しているに違いないと思っていたのですが、日本人が最も海外旅行に出かけるゴールデンウィークに行ったにもかかわらず、日本人を見かけたのは、リューデスハイムというライン川沿いの町だけでした。
中でもトリアーは、ローマ時代の有名な遺跡があり観光地化されていてたくさんの人でにぎわっているのですが、観光しているのはヨーロッパの人だけで、アジア人はまったく見かけませんでした。どうやらドイツで日本人に人気があるのは、ロマンティック街道というヨーロッパ中世の町並みが色濃く残るエリアのようで、それ以外のところは比較的日本人が少ないようです。


「地球の歩き方」というメジャーなガイドブックにも、ロマンティック街道の部分に多くのページが割かれていることから、恐らく多くの日本人観光客はそちらに流れていると思われます。またJTBなどの旅行会社のツアーなどを見てみても、ロマンティック街道ばかりが取り上げられていることからも言えると思います。



このように書くと、なぜマイナーなところに観光に行ったのかと聞かれてしまうのですが、その理由は、私は昔から世界史が好きなこともあり、また最近特に世界遺産に関する本をたくさん読んでいたので、是非それらの世界遺産をたくさん見てみたいという思いがあったからです。
そして、短期間のうちで効率的に回ろうとすると、空港から比較的近距離内に集まっている上記の町が良さそうということがわかったからです。ガイドブックから行き先を選ぶのではなく、自分の興味をもとに旅行先を選ぶという形でした。



この旅行でが、自分の行きたいと思っていたところに行けた!ということがうれしく思えました。今までは「地球の歩き方」などを参考にして海外旅行に行くことが多かったです。若いころはそれでもよかったのですが、世界遺産や世界史などいろいろな事を知るにつれて、ガイドブックには載っていないところにも行って見たいと思う気持ちが強くなっていました。今回の旅では、いつもと違う旅ができたように思いとてもうれしかったです。



旅行中は時間の使い方も、交通手段の選択も自由に決めることができました。時間があまったから、予定していなかったショッピングでもするかとか、現地の旅行案内を見て面白そうなところがあるから、急遽そこに行ってみようとか、今日は雨が降っているから、今日の予定と明日の予定を入れ替えよう、ということも可能でした。


ネットを使えば、旅行代理店が扱っていないホテルでも選べ、駅から近く安いホテルを予約することができます。レストランでは、おいしそうなお店を選んで、英語メニューをみて注文すれば、食事も好きなときにに食べることができます。都市間の長距離を移動する鉄道の切符の予約は日本からネットでできますし、短距離の鉄道の切符の買い方は、現地で親切なドイツ人に英語で教えてもらいました。



世界遺産やグルメ・買い物など、海外旅行ではとても楽しいことがありますので、いろいろな所に旅行に行くということを英語学習の目的にしてみてもよいかもしれませんね。自分の興味にあわせて目的を決めれば、英語学習を続ける良いモーティベーションになると思います。旅行で使う英会話のパターンは比較的決まっているので、本などで一通りの英会話表現を覚えて、実際に海外旅行でチャレンジ!してみてはいかがでしょうか?



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