スピークナチュラル〜マイクロ会話を真似すると英語がしゃべれるようになる


海外へ語学留学しているとき、日本人と比べて外国人は他言語を習得するのが速い人が多いなとよく感じました。もちろん、ヨーロッパ圏の人にとっては母国語と英語の違いは大きくないのかもしれません。語順も同じですし、単語自体も似ているようなものが多いため、すぐに習得できるのかなとも思っていました。言語体系がまったく異なる日本人には無理なのかなとずっと思っていました。


しかし、日本に戻ってきてから日本に来る外国人と接する機会がよくあるのですが、彼らが日本語を習得するスピードも、とても速いなと感じる出来事にもよく遭遇したのです。日本にやってきてわずか半年くらいで流暢な日本語をしゃべれるようになるのを何度も見ました。彼らからすれば、語順も言葉もまったく違う言語である日本語を簡単に習得しているのです。言語習得に対する意欲の違いももちろんあると思いますが、それに加えて何かコツがあるのではないかと思ってしまいます。


実際に彼らに尋ねてみると、言葉をしゃべれるようになるには以下のようなコツがあるようです

1.よく使う会話の基本パターンをいくつも聞いて覚える
2.ネイティブが使う表現をまねる



1については、よくある会話のパターンを使えるように練習するということだそうです。

たとえば、時間を聞くときに

「今何時?」
「8時10分前。」 

といった日常よく使う受け答えのパターンをいくつも聞いて覚えるのだそうです。このときになるべく短い文章でできた会話文(マイクロ会話)を使うのがポイントのようです。そうすると、会話の中で使われても聞き取れますし、すぐに答えることができるということだそうです。すぐに口に出してしゃべるためには、何回も口に出して練習します。そうしないと、スルッと口から出てきません。


そして、上の例文にあるような会話文というのは、日本人にとっては自然な口語体になっているように、覚えるときもネイティブが使う自然な表現を真似るようにするのが、流暢に言葉をしゃべるコツだということなのだそうです。


このような練習は、なるべく短い文で覚えるといいようです。長くしゃべる場合といっても、基本は短い文をつなげて長くなるわけなので、短い文をたくさん覚えた方が良いというわけです。
短い文を覚えるメリットというのは他にもあって、それは

・発音がしやすい
・覚えやすい
・聞き取りやすい

といったことが挙げられます。

なにしろ短いと、しゃべる量が少なくて済むので発音がしやすく、そしてしゃべりやすいです。また、短いので覚えやすくもあります。そして、聞き取る場合にも集中しやすく聞き取りやすいというメリットがあって、発音やリスニングなどの習得にも役立つのだそうです。


このことを聞いて、「なるほどぉ」と思ってしまいました。とても合理的です。ぜひとも英会話の勉強にも取り入れたいですね。このことを応用すれば英語をしゃべるのも簡単そうに思えてきます。


あとは、このような学習ができるような教材を探して勉強するだけです。いろいろ探してみたところ、スピークナチュラル、という教材がこの方法を採用しているようです。この教材では真似するところにフォーカスしていますし、7語以下の簡単な文章での会話を身につけるところにも重点を置いています。スピードもゆっくりなので、初心者にも勉強しやすいと思います。


ナチュラルスピードはかっこいいのですが、英語が出来る前にイヤになってしまうことも多くあるので、これなら英会話が身につきそうです。海外留学した人が選ぶ最も役に立ったスピーキング教材で最優秀賞をとっていますし、多くの人が実際の海外生活でもすぐに使えて役立つと感じているようですね。


  スピークナチュラル



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