英語が出来る人の真似をしてみよう

「学ぶ」というのは「真似ぶ(まねぶ)」ということだ、というような言い方を聞いたことがあります。新しいことを身につけようとした場合、まず真似をしてみるところからやってみるということを言っているようです。私はこの意見にとても賛成です。


以前聞いたことのある話なのですが、外国から日本に留学に来た学生さんがいたそうです。その人は非常に日本語の習得が早く、来日して3ヶ月くらいで日本語がペラペラになったのだそうです。そのコツを聞いてみると、発音については聞こえてくるように真似をし、使っている言葉についても、実際に使われた言葉を真似して使ってみたということでした。そうしたら自然な日本語が使えるようになったということです。


また、日本料理についてもすぐに覚えてできるようになったそうですが、これも滞在先のおばさんが作ってくれる料理の作り方をそっくり真似して身に着けたということのようです。何事も早く身に着けようとするのなら、真似をするところから入るのがコツだと本人は言っていたそうです。


また、ビジネスの話になりますが、ある個人商店の経営者が売り上げを上げるための方法を考え、実際に売り上げを大幅にアップさせたという話があります。その方は、いろいろな本を読んで売り上げアップの方法を探していたのですが、どれも大企業の事例ばかりで小さなお店が実行できるような内容ではなかったそうです。たくさんの事例を探しに探して、ある小さな零細企業がとった方法が自分のお店にも使えることに気がつき、それを徹底的に試したところうまくいったそうです。


英語学習も同様のことが言えると思います。上記2つの例に共通して言えることは、

まずは真似をする、

そして2番目の例から言えるのは、

自分と同様の条件を備えた成功モデルを見つける

ということだと思います。


具体的に言うと、もともと英語をある程度しゃべれる人ががんばってTOEICで990点を取った方法を真似するか、それとも英語がまったくダメでTOEICも300点くらいの人が、一念発起して英語を勉強しはじめてTOEICで900点以上とれるようになったというようなケースを参考にするか、ということになります。自分に当てはめてみて、該当する人のとった学習法を真似すれば、成功にも近づきやすく、英語が上達していく道筋をイメージしやすいと思います。


初心者にとっては、日本生まれの日本育ちで、普通に学校英語から勉強を始めて英語ができるようになった人の学習法というのは参考になるものが多いです。こうすれば失敗するといった体験談があると、より参考になるのではないでしょうか。


自分と同じような人が成功した方法を真似るというのは、とても安心できるものがあります。少なくとも、失敗するような方法をとることを避けることができ、無駄な時間を使わないで済むというのは大きいかもしれませんね。


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