元講師から見た英会話学校の生徒さん


私は、某大手英会話学校で講師をしていました。実際講師として授業を行った者として、英会話学校では、どのように授業が行われているかご紹介します。

まず、ここでは英会話学校にはどのような生徒さんがいるかを見てみましょう。生徒さんは主に

1)会社勤めの方
2)学生(大学生・高校生)
3)求職中の方

このパターンが圧倒的に多かったです。
私が受け持ったクラスのほとんどは、学校が都市の中心部や工業地帯の中心などで、授業の時間帯は夕方5時から8時くらいまででしたので、このような割合が多かったのだと思います。
キッズ英会話のクラスや、昼のレッスンだと、子どもや主婦の方が多いようでした。

入学する際にテストを受けるので、レベルが割り振られます。レベルごとに入るクラスが変わりますので、いろんなタイプの方が同じクラスになります。高校生から定年間際のサラリーマンのおじさんまで様々人と出会う可能性があります。

私が受け持ったクラスは、1つ女子高生ばかりのクラスがありました。高校を卒業して10年くらいたった頃にやっていたので、感性が若々しい人たちに囲まれてとても楽しい授業をすることができました。
学校で英語を習っているので、質問しても反応がいい子が多かったですね。

また、工業地帯の方で持っていたクラスは、働くサラリーマンの方がほとんどを占めるというものでした。看護婦さんや工場で働くおじさん、出世するためにはTOEICの点が600点以上必要だから来ているというお兄さんなど、いろいろな人がいらっしゃいました。


みなさんそれぞれ、いろいろな目標を持って英語を勉強されているようでした。
英語を字幕なしで見れるようになりたい人、英検などの資格を取得して、ゆくゆくは翻訳など英語を使った職業につきたいという方、出世のために英語を勉強しに来ている方、給付金が使えるからとりあえず英語でも習おうと思って来られているサラリーマン、親が塾のかわりに行けというから来ているという学生さん、職場に外国人が来たときにあいつらには負けたくないんだと日本人の誇りにかけてがんばるおじさんなど、それぞれの英語を勉強する動機を聞くと、こちらも身を引き締めてがんばらなければならないという方が大勢いらっしゃいました。

モーチベーションの高い方というのは、とてもしっかり勉強されているようでした。出勤・帰宅途中の車の中で毎日英語テープを聞いたり、寝る前に英語で日記をつけたりという人がいらっしゃいました。

このような方たちと一緒に英語を勉強し、目標をしっかり維持して勉強するのであれば、英会話学校も悪くないかもしれませんね。
ただ、英会話学校での勉強は高い買い物ですので、ちゃんと気持ちをしっかりもっていないと、失敗する可能性もあります。そこのところだけは、しっかり理解しておきましょう。



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