英会話学校の効果的な活用の仕方


私が英会話学校で講師をしていたときに、生徒さんに英語学校を上手に活用しているなと感じた方がおられました。
その方の例をご紹介したいと思います。

この方は女性の方で、初めて英会話学校に入学したときのレベルは一番下のクラスでした。
しかし、半年ごとに行われるテストで順調にレベルアップしていき、私が担当した際には、上から数えて3番目のレベルに到達するまでになっていました。
一度お話させていただいたことがあるのですが、彼女は英会話学校での授業の前日に毎回予習して来て、授業中に話す機会には積極的に覚えた表現を繰り返し使うよう練習されていました。そして、帰宅してからも授業で習ったことを復習し、確実に自分のものにしようと勉強されたそうです。

また、英会話学校では、ネイティブと1対1のマンツーマン学習や比較的少人数でネイティブと会話できるクラスがあります。彼女はそのクラスで、最終チェックとして覚えた表現を意識してどんどん使うようにされていたそうです。そうすれば、実際にネイティブに使えることがわかりますし、逆にネイティブが反応し、それに対する受け答えをさらに学ぶということができるという、好循環ができていたようです。

わかりやすくまとめると、彼女は、英会話学校での授業を

授業前の予習  
  ↓
授業での確認・練習 
  ↓
復習して自分のものとして確実にする
  ↓
ネイティブと話すことでの応用練習

として活用するという、いいサイクルができていたのです。
これをよく見てみると、1回の授業(表現)に対して、4回使う機会があるということになります。つまり、繰り返し学習の効果が出ているので、難しい英語であっても確実に自分のものにすることが可能になるということにつながるのでしょう。

彼女の夢は英語を使った仕事をしたいということでした。その当時の仕事は、一般企業で事務の仕事をされていたようですが、早く英語の実力をつけて、翻訳もしくは通訳の仕事でがんばりたいと話をしてくれていました。残念ながら私が退職してしまいましたので、彼女のその後はわからないのですが、きっとがんばって英語の学習を続けられたのではないかと思います。そして、きっと今は夢をかなえて、英語をバリバリ使って仕事をされているのでは、と思います。夢を持って英語を勉強するというのも、大事な要素なのかもしれませんね。



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