英会話ができない理由と対策:英語はスッと口から出てきますか?


英語がしゃべれるようになるにはどうしたらいいですか?ということを聞かれることがあります。

英語がしゃべれない、英会話ができないという場合によくあるのが、次の3つのパターンです。

1.声に出して練習していない
2.反射的に答えられる会話パターンを持っていない
3.自分で英語を組み立てる練習をしていない



まず1.のように声に出して練習していないと、いきなり英語をしゃべろうとしてもしゃべることができませんよね。普段から簡単なフレーズでもいいので、英語をしゃべる練習をしたほうがよいでしょう。頭の中だけで練習しているだけでは、「あれっ?どう言うんだったっけ?」となってしまうこともありますし、発音やアクセントも間違っているかもしれません。実際、声に出して英語をしゃべるメリットとして、英会話のパターンやフレーズなどを覚えることができるという効果もあります。


次に2.の反射的に答えられる会話パターンを持っていないというものですが、これはたとえば道を聞かれたときに、「ここを真っ直ぐ行って、2番目の信号を左に曲がった右側にあります。」といったパターンや、ショッピングをしているときに、「違うサイズをお願いします」などと店員さんにお願いするといったパターン。また、ビジネスや品物を購入する場面では「お見積もりを頂けますか?」や「返品したいんですけど・・・」などの基本的なパターンの会話ができるかということです。


基本的なパターンというのは、よくある会話パターンと考えてもよく、それらの表現を反射的に声に出して使えるようになっていると、会話がスムーズに流れます。つっかえながらの英会話になると後で自己嫌悪に陥ってしまいますので、会話の基本パターンをしっかり身に着けていると英会話に自信が持てるようになりますよ。


次に「3.自分で英語を組み立てる練習をしていない」では、応用を利かせる練習と思っても良いと思います。上記の基本パターンを軸として、バリエーションを増やしていきます。たとえば、「ここを真っ直ぐ行って2番目の信号を左に曲がると右側にあります。」というパターンの応用として、「この通りを真っ直ぐ行って、突き当りのT字路を右に曲がって、2番目のビルです。」というものや、「違うサイズをお願いします」というパターンの応用として、「違う色を試着させてもらえますか?」などといった例に広げていきます。


必要となる単語を入れ替えていくだけでもバリエーションは増えますし、それにイディオムなども加えていくと、さらにパターンは増えていきます。このようにすることで、会話できる範囲はぐっと増えていきます。


この練習をすることで、全然違う話題でもうまく応用が利くようになってきますので、英会話がどんどん楽しくなってきます。


以上の練習を行うには、やはり基本パターンをしっかりと覚え、声に何度も出して練習する反復練習が必要です。何度も声に出して、自然と口から出てくるように体に染みこませましょう。できれば英会話学校などで会話をする相手がいればいいのですが、英会話学校は経済的な問題や時間的な制約がどうしてもあって難しいという方は、英語教材を使ってみるのも良いと思います。初心者向けの教材で、会話パターンを身に着けたり、英会話の瞬発力を鍛えることができる英会話コエダスというものがあります。これは自分で声に出すことに重点が置かれています。前者は会話の流れの中で英語のフレーズが言えるように練習し、後者はランダムに出てくる日本語のフレーズを瞬時に英語で言えるようにトレーニングできます。


簡単なフレーズであれば、すぐに声に出して言えるように思われるかとは思いますが、実際に英語をしゃべる場になるとうまくいかないという経験をされたことはないでしょうか。実は私もこのような悔しい思いをかなり経験しました。覚えているつもりになっているだけで、実際に使える状態にはなっていなかったのです。やはり、普段から声に出して練習していつでも使えるようにしておくのは大事ですね。日本で外国人に道を聞かれた場合や、仕事で外国人と会話をしたり、そして楽しい海外旅行をするためにも、普段から英語がスッと口から出てくるように準備しておきたいものです。



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