クイックショナリー 英字新聞やペーパーバックを読みながらネイティブの発音が聞ける


本物の英字新聞を読んだり、ペーパーバックを利用して海外の小説を読みながら英語の学習をするというのも、とても楽しい英語の勉強法です。インターネットを利用していては気がつかないような記事も目に飛び込んできます。実際にこの方法で英語学習を進めている方も多いと思いのではないでしょうか。
確かにこの方法は、通勤中の電車の中でもできますし、寝転がっててもできるので、とても手軽な方法です。

ただ、問題点としては、わからない英単語や英語表現があったときに、辞書を引くのに時間がかかることと、発音をチェックするのに時間がかかるということがあげられます。実際に英字新聞やペーパーバックで英語の学習を進めると、わからない単語が多く出てくると思います。これを毎回辞書で引いて確かめるのはかなり骨の折れる作業です。

こういうときは、まずはわからない単語があっても気にせずどんどん読み進めて、文章から意味を推測すると効果があります。なんとなくこんな意味かな?と推測しながら読み進めると、単語の意味がわからなくてもストーリーが見えてくるようになります。大事な単語は繰り返し出てくるので、そのたびに推測する手がかりが増え、次第にその単語の意味が見えてくるようになるのです。そうすることで、英語の文章でも会話でも推測力を鍛えることができます。

ただ注意しないといけないのは、推測が必ずしも当っているとは限らないことです。間違ったまま覚えてしまう可能性もあります。読みっぱなしにせずに、必ず辞書でわからなかった単語の意味と発音を確認する必要があります。
そうすると、ここで最初の辞書を引く手間がある、という問題に戻ってきてしまいます。


この問題を解決するための便利なツールとして、「クイックショナリー2デイリーコンサイス」 があります。これは英字新聞やペーパーバックの上をマーカーペンのようになぞるだけで、英単語の意味が表示され、ネイティブの発音も聞くことができるというものです。実際に使ってみると、とても便利でした。本をなぞるだけで、英単語の意味がわかり、しかもネイティブの発音が聞けるというのは、とても効率的です。辞書を引く手間もないですし、キーボードに打ち込む必要もありません。時間の大幅な節約になります。しかも、電車の中でもイヤホンをしていれば、周りに迷惑をかけずにネイティブの発音を聞いて学習できるので、時間の有効活用にもなり重宝しています。プロの翻訳家も注目!究極の英文速読ツール だそうです。

ただ、問題点としては文字をなぞるときに背景の色に若干影響されるようで、なるべくペーパーバックや英字新聞など、背景が均一な色のものを選んだ方が良さそうです。また、和英辞典の機能はついていないので、思いついた日本語の英語訳を探すとか、日本語から英語訳を検索して発音を聞くということはできません。

発音は耳からだけ鍛えれば良いような印象を受けますが、英単語のスペルを見ながら発音を学習すると、新しい単語を見たときに発音の仕方がイメージしやすくなります。実際にペーパーバックを読みながらわからない単語をなぞって、ネイティブの発音を聞けば目と耳とストーリーという3つの方向から学習できるので、とても記憶に残りやすいです。

また、ペーパーバックや英字新聞は、持ち運びが便利で場所と時間を選ばないというメリットがあります。これらを利用すれば、通勤中の電車の中や、病院の待ち時間などの空き時間を利用した学習が可能になります。仕事で忙しいと時間がなくなり、どうしても隙間時間を上手く活用する必要がでてくるので、こういった方法を組み合わせて活用すると効果が増しそうです。



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