発音が綺麗であることの7つのメリットと1つのデメリット


英語の発音がネイティブっぽく流暢で綺麗になると、どんないいことがあるでしょうか?発音が良くなった後の姿をイメージしておくと、発音の練習を継続するうえでモチベーションを維持することができるようになります。


通じなくて聞き返されることがほとんどなくなる

すぐに効果が実感できることとしては、まず何と言っても自分の話す英語が通じないということがなくなるということが挙げられます。聞き返されるということがほとんどなくなります。相手に聞き返されたときに「自分の発音がまずいんだろうか?」という劣等感のような自信のなさが頭をもたげてくるということから解放されます。


海外旅行に行っても英語が通じない場面に遭遇してしまうと、楽しいはずの旅行も途端に悲しい苦い思い出になってしまいますが、発音が綺麗だとコミュニケーションはスムーズになりますし、嫌な思いをすることもなくなります。


ストレスなく会話することができるというのは、とても気分が良いものです。



周囲の視線が変わる

プレゼン会場などでも見かけるのですが、発表者や質問者が綺麗な発音でしゃべると、会場中の視線がその人に集まります。なんだかデキル人が登場したぞ、という空気にもなります。また、友達と海外旅行に行っても、英語ができるというだけで大事に扱ってもらえるようになります。


以前、武田久美子さんという芸能人の方のインタビューを聞いたことがあります。この方はアメリカ人男性と結婚するなど、英語が使えるのですが、最初から英語ができたわけではありませんでした。では、なぜ英語を勉強しようと思ったかというと、「日本人は英語ができればデキル人だと思ってくれるし、かっこいいと見てくれるから」ということをおっしゃっていました。


これを聞いて本質を突いた回答だなと感じたものです。確かに、日本人は英語に対するコンプレックスのようなものがあります。英語を流暢に操っている人を見ると、それだけでキラキラ輝いているように見えますし、その人の評価が上がるように思います。


綺麗な発音ができることで、「できる人」と周囲から思われるようになるでしょう。



リスニング力がつく

これは発音とリスニング力の関係のページでも解説していますが、英語の発音ができるようになると、音に対する理解が深まりますので、これまで聞き取れなかった音も聞き取れるようになってきます。

まさに一石二鳥というわけです。


かっこよく見える

周囲の視線が変わるのところで紹介したことと一部重複しますが、発音がネイティブ並みにできると、とてもかっこいいです。


つっかえることなく英語が喋れたとしても、ネイティブ並みにきれいな発音と日本人訛りの発音では前者の方が圧倒的にかっこよく見えるでしょう。


何回か経験したことなのですが、プレゼンの場で日本人なのにとてもきれいな発音とイントネーションで発表した人と関係者でお話しする機会がありました。いずれの場合も、「英語がお上手ですね」、「どこで勉強されたのですか?」などとその人の英語力を褒めるような会話に必ずなりました。


また、友達と海外旅行に行った際、ある友人が英語を話し出したところとても綺麗な英語をしゃべり、一緒に来ていた友人たちが口々に「かっこいいね」、「見直したよ」と称賛するようになりました。それまで一度もその友人が英語を話しているところを見たことがなかったので、余計に評価が高まったというわけです。



ネイティブに敬遠されることがなくなる

ネイティブの中には、外国人訛りが苦手な人もいます。聞き取りにくい、会話が成立しにくいなどとストレスを感じて、あまり接触したがらないようです。カタカナ発音の日本人がこのようなネイティブと接する機会があると、敬遠されてしまうかもしれません。


また、カタカナ発音だとしても、表面上はとても優しく接してくれるネイティブもいるでしょう。ただ、心の中まではわかりません。たまたま、「あの人の英語はわかりづらい」と陰口を言われていることを知ってしまい、傷ついた日本人を見たこともあります。


このようにならないためにも、ネイティブのようなきれいな発音を身につけておくと辛い思いをしなくても良くなります。



重要な仕事を任せてもらえるようになる

海外を相手にビジネスをやっているような企業のプレゼンでは、中身も大事なのですが、それプラス見た目という要素も重要になってきます。同じ内容でプレゼンをしたときに、聞き取りにくい英語ととてもきれいな英語だったらどちらが見栄えが良いでしょうか?当然後者ですよね。


仕事ができるようになって、英語も達者ということであれば、「よし、彼にプレゼンを任せよう」ということにもなるでしょう。海外との交渉事にあたらせてもらえるかもしれません。重要な仕事を任せてもらえるチャンスにもめぐり合う機会が増えるでしょう。


ソニーのプレイステーション4の英語プレゼンテーション(日本人が英語でプレゼンしています)



この動画はソニーの日本人が英語でプレゼンをしているものです。非常にきれいなネイティブ発音ですね。このような大勢に注目されるようなプレゼンでは、英語が綺麗だととてもイメージが良いですね。


また、発音をネイティブ並みに矯正する教材のところでも紹介しているように、発音がネイティブ並みによくなったことで、ハリウッド映画の役やモデルなどの仕事を獲得することができた人もいます。



自分に自信がつく!

以上のようなことが積み重なると、自分に自信がつくようになると思います。会話で困らなくなり、周りからの視線も変わります。そして仕事も楽しくなってくる、という好循環が生まれるでしょう。生き生きとした自分の姿が想像できるのではないでしょうか。



帰国子女かネイティブと間違われる時がある

発音が良いと困ることが実は1つだけあります。それは、帰国子女やもともと外国で育ったのではないかと思われる時がたまにあることです。


英語力がかなり高いと思われてしまい、これくらい知っているだろうとネイティブが普通にペラペラとしゃべってしまい、何を言っているのかわからなかったということも起こりえます。この辺りはバランスが難しいところで、最初に「まだ英語を勉強中なんだ」というようなことを伝えておくと良いと思います。そうすると、相手も気を付けてくれるようになるので、丁寧な言い回しで話してくれたりします。



デメリットよりもメリットの方が多いのが現実

以上、メリットとデメリットを挙げてみましたが、デメリットはほとんどないということをお分かりいただけたのではないかと思います。


発音が綺麗だとこれだけのメリットがあります。是非、たくさん勉強してネイティブ並みの発音やイントネーションを手に入れてみてください。



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