海外ドラマはたった350の単語でできているのレビュー


「海外ドラマはたった350の単語でできている」は、渡米時に英語で苦労した著者が、試行錯誤の末に習得した英会話とリスニングの学習法を紹介した本です。今現在の自分の英語レベルごとに、しゃべるための練習方法が紹介されていたり、海外ドラマや映画を使ったリスニング方法が紹介されています。

どれも今すぐに実践できる内容が掲載されています。段階的に練習することができるので、徐々にステップアップして、気がついたらリスニング完璧、英語ペラペラになれそうです。



どんな人におすすめ?


1.日常会話ができるようになりたい人
2.リスニングができるようになりたい人
3.海外ドラマを字幕なしで見たい人



得られる効果


1.現在の英語レベルごとに、しゃべれるようになる方法がわかる
2.海外ドラマを使ったリスニング法がわかる



日常会話はよく使われる350語を使いこなすのがカギ!


タイトルにもある通り、海外ドラマで使われている英単語を分析したところ、よく使われるものは約350語程度しかないということでした。会話の80%近くを占めているこれらの言葉を理解して使いこなせるようになると、日常会話がうまくできるようになるということです。


しかも、この350語というのは、中学生でも知っているような簡単な単語ばかりです。ネイティブといえども、日常会話では簡単な単語を使いこなして複雑な会話をしているようですね。


では、どうして私たちは中学生が覚えるような簡単な単語をたくさん知っているのに、英語を話せないのでしょうか?その理由について本書では解説していて、今のあなたの英語レベルの現状にあった英会話の練習法を教えてくれます。


この方法は、今すぐにしゃべれるというような眉唾的なものではなく、どれも地道ではありますが確実な方法だと感じました。レベル別に具体的な勉強法が記されていますので、今すぐにでも実践できる内容になっています。英語でしゃべれるようになるために、裏技的な方法を求めているような方にはこの本は向いていません





海外ドラマを使ってリスニングの練習をする方法


海外ドラマは驚異的な速さで会話が繰り広げられるので、すぐに追いついていけなくなることもよくあります。そのため、ドラマを使ったリスニングには向いていないのではないかと思われる方も多いかもしれませんね。


しかし、この本で紹介されている方法を使うと、海外ドラマや映画などで効果的なリスニングの勉強を行うことができそうです。もちろん最初から爆速のドラマを使うのではなく、スピードがゆっくりめの素材を使うのがポイントなのですが、字幕の使い方でこれまで気がつかなかった方法が載っていたのには目からうろこでした。


おすすめのドラマや映画を紹介してくれるだけでなく、自分で選ぶときのポイントなども載っています。1つの作品を見終わったときに新しいものを選ぶことが簡単にできそうです。


ただ、著者自身をもってしても、英会話のレベルがあがるよりも、リスニングのレベルが上がる方が時間がかかるということです。やはり、すぐには聞き取れるようにはならないということですね。約半年から1年近くはかかるようですので、こればかりは仕方ありません。少しずつですが、この本で紹介されている方法を使ってコツコツと聞き取りレベルを上げていく必要がありそうです。



まとめ


この本は著者自身が渡米したときにとても英語に苦労し、様々な試行錯誤の上で得た英会話習得法です。今いる英語のレベルごとに最適な勉強法が載っていて、今すぐ実践してみたいと思う内容でした。日本にいながらにして英会話とリスニングの両方の勉強ができます。高価な教材を使うわけでもなく、海外ドラマや映画があればすぐに実践できる内容になっています。

英語で話せるようになりたいけどうまくいかない、英語がなかなか聞こえるようにならないというような方は、是非ご一読してみてはいかがでしょうか。


 海外ドラマはたった350の単語でできている




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